普通の気分の波と双極性障害の違い
双極性障害は、躁状態とうつ状態をくりかえす病気です。
躁状態とうつ状態は両極端な状態です。
その極端な状態をいったりきたりするのが双極性障害なのです。
気分の波は、誰にでもあります。
幸せな感じがする時もあれば悲しい気分の時もあるのは当たり前です。
嫌なことがあった時に落ち込んだり、楽しいことがあった時にウキウキしたりするのは、ごく自然なことで、病気ではありません。
でも、周りの人たちが「どうもいつものあの人とは違う」と気づき、「ちょっとおかしいのでは?」と思えるほどその気分が行き過ぎていて、そのために家族や周りの人が困ったり社会的信用を失うほどであったら、それは、双極性障害かもしれません。
双極性障害はうつ病ではありません
「双極性障害」はかつて「躁うつ病」といわれていました。
そのこともあってうつ病の一種と誤解されがちでしたが、実はこの二つは異なる病気で、治療も異なります。