強い不安やこだわりによって日常に支障が出てきます
「ドアに鍵をかけたかな?」
「鍋を火にかけたままかも」
と、不安になって家に戻ったという経験は多くの人がしていることでしょう。
また、ラッキーナンバーなどの縁起へのこだわりも、よくあることです。
これらのような不安やこだわりが、度を超しているなと感じることはありませんか?
戸締まりや火の元を何度も何度もしつこく確認しても安心できなかったり、特定の数字にこだわるあまり生活が不便になったりしている場合は、「強迫性障害」かもしれません。
強迫性障害は不安障害の一種です。
たとえば、「手が細菌で汚染された」という強い不安にかきたてられて何時間も手を洗い続けたり、肌荒れするほどアルコール消毒をくりかえしたりなど、明らかに「やりすぎ」な行為をともないます。
世界保健機関(World Health Organization:WHO)の報告では、生活上の機能障害をひきおこす10大疾患のひとつにあげられています。