クロスフェードと就労移行のそれぞれの役割
働く上で基本となる土台や働くまでのステップを表すもので、「職業準備性ピラミッド」というものがあります。
当院にも「働きたい!」というご相談をいただきますが、働く上では様々な要素が必要になってきます。
職業準備性ピラミッドでは「健康管理」「日常生活管理」「対人技能」「基本的労働習慣」「職業適性」の5段階で構成されています。
当院では働く上での下3段の土台部分を基本軸としたリハビリテーションとして取り組んでいます。
当院で土台部分のベースを構築していくことで、当院のリハビリを経てから就労移行支援事業所を利用される方にとっても上2段を有効に利用することが可能となります。(就労移行支援利用期間:原則2年間)
スキルを活かすためにも、まずは土台部分の構築から
「就職がゴールではなく、スタートである。働いた後が大切」というアドバイスをいただいたことがある方もいらっしゃるかと思います。これは働く上での土台部分がしっかりしていないと、たとえ就職ができても働き続けることは難しい、ということになります。
また多彩な資格やスキルを有していたとしても、それを活かせる体調管理、基礎体力などが備わっていないと入社できても評価はしてもらえません。
自分は出来ている!と頭では思っていても、身体や心にも目を向けて自信をもって就労準備ができるように取り組んでいきましょう。